高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

お知らせ

2013.03.25

家の建築時期と消費税増税のタイミング

来年(2014年)4月からは、消費税が5%から8%に増税となります。
消費税は、原則として引き渡し時に課されることになります。
自宅建築も例外ではなく、その引き渡しの時の消費税法によって税率が決まります。

工務店から完成の報告を受けて完成確認後に鍵の引き渡しを受けた時点が課税対象時期にあたります。それが2014年の4月以降であれば、消費税率は8%ということになります。
2014年4月以前に支払った手付金や中間金などは前渡金で、あくまで内金に過ぎません。最終的な消費税率は、引渡しの時期によって決まるのです。

ただし、家の建築のように、比較的、長期間に渡って業務が行われる場合は、2014年4月以降に引き渡し時期が色々な事情でずれ込むことも考えられます。
このような長期の請負契約については、経過措置が設けられています。
具体的には、2013年9月末までに請負契約をすれば、その契約に基づく建物の引き渡しが、2014年4月以降になっても、消費税率は5%のままで済みます。

そのため現在は、今年の9月までに契約しようと駆け込みが受注が増えているようです。
家を建築するには構想からプラン、設計と進めて行って契約になりますが、相応の時間を要します。早目に行動を起こすに越したことはありません。
家は引き渡しの時点で消費税率を判断するのが、原則ですから、10月以降に契約をしたとしても、来年(2014年)3月末までに引き渡しを受ければ、5%の税率で良いということになります。

ただし、戸建住宅に関しては、駆け込み需要を抑制し、来年4月以降の需要落ち込みを防ぐための特例施策が多く打ち出されています。また貸家やアパート、マンションなどには、特例措置がないために、まさに駆け込み発注が増えており、年末にかけては資材高騰も予想されることから、一般戸建住宅に関しては、慌てて駆け込み発注を行うメリットは少ないと思われます。