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外部環境と家の購入時期
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2013.04.02
外部環境と家の購入時期
アベノミクスなる経済政策は、デフレ経済を克服するため、インフレ率に目標を設定して高い経済成長を目指すという。
過去のデータを見ると、インフレ率が高まる時期には金利も上昇する。
短期の銀行預金などで運用するなら、金利上昇は朗報かもしれないが、住宅ローンにとっては辛い環境となる。
昔はローン借入額が多い人ほど、インフレは有利だと考えられていた。
インフレになると収入は増えるが、ローンの返済額が変わらないため、実質的な負担が軽くなるからです。しかし現在の住宅ローンの多くは変動金利です。
住宅金融支援機構で新規住宅ローンを借りた人のうちで全期間の固定金利の人は約2%にすぎないといいます。約半分の人が半年ごとに金利が変わる変動金利、残りは返済途中で支払額の見直しがある金利を選択しています。
インフレに伴い市場金利が上昇すれば、それに連動して住宅ローンの返済額も増え家計を圧迫することに。
つまり、金利の動きを見て、タイミングよく変動金利から固定金利にスイッチするのが理想的だと云えそうです。しかし、投資の専門家でも、金利やインフレの動きを予想するのは難しいことではあるが。
また、一度固定金利にしてしまうと一定期間は変動金利には戻れないのです。
事実、住宅相場とローン金利をタイミングを見計らって購入した人は少ないはずで、家が必要だから購入するのです。
将来の生活プランを吟味する必要はありますが、外的環境を重視し過ぎて家の購入タイミングを逃すことのないこともまた重要だと思われます。
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