高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

お知らせ

2015.10.25

エアコン暖房の連続稼働は省エネなのか


昨今のネット情報には、エアコン電源を落とさない方が省エネになるとのユーザーの声が多くなっております。
多くのエアコンには、人が居なくなった際に自動OFFされる機能がつくようになりました。
それをあえてOFFにしないモード設定が省エネだと言うのです。
やはり試したユーザーからは、様々な意見が寄せられております。

私達のファースの家は、10月時点の構造体温度25℃をそのまま春3月まで保持させる方法をとっており、これがもっとも快適で省エネとなります。
これは数百棟以上、何シーズンもの試行錯誤で確立した方法です。
特殊な構造の断熱・気密層を備えているから可能となります。
エアコン連続稼働で確実に省エネになるのは一定の断熱や気密の性能が必要です。

都心のマンションなどでは、この断熱、気密が確立しているようなので、連続稼働が省エネになる確率が高いようです。
一般の戸建住宅の場合は、何処まで断熱、気密が整っているかが問われます。
エアコンは、起動時に膨大なエネルギーを使用しますが、室内が暖まるとインバーター制御でしだいに微小稼働へと移行して行きます。
エアコンは微小稼働になればなるほぼエネルギー消費効率が高まる暖房機なのです。

専門家は、冷媒ガスが気体から液体に状態変更することを図表にした「モリエル線図」で容易に説明できます。
例えば8畳間に、8畳用のエアコン1台よりは、4畳用2台のエアコンを取り付けた方が省エネとなります。これも「モリエル線図」で説明できます。
当然、イニシャルコストとランニングコストの兼ね合いは、大きな要点となります。
つまりエアコンは微小連続稼働の方が省エネになり、その環境が前提あると言うことです。