「ファースの家」概念図
- 空気の流れによって、快適で健康な空気が、人と家へ。
- 住宅内部のさまざまな箇所に設置した専用部材の数々によって、温度/湿度/空気の質が調整された空気が、独自に開発した「健康空気循環システムAIキット」 によって作り出す空気の流れ(動画参照)によって、住宅内部のすみずみまで行き渡ります。
「ファースの家」開発のきっかけ
現在では一般的となった住宅性能も、1981年頃はどこにも存在しなかった
弊社が「ファースの家」を開発しようと思ったきっかけは、今から30年以上前、1981年(昭和56年)までさかのぼります。
福地建装は、いち工務店として公的な仕様書に基づき、施行錯誤をしながら注文住宅の建設に携わってきた中で、さまざまな問題点に直面しました
- ●押入れや台所、トイレなどの壁の中や床下の断熱材に湿気を含む「湿度問題」
- ●夏(気温35℃・湿度85%)と冬(気温0度・湿度22%)と、
極端な気温差・湿度差がある「日本独自の気候」 - ●窓などのすき間から冷暖房の効果が逃げる「気密性の低さ」
湿度や断熱、気密の問題は、住んでからの快適性や省エネ、耐久性に大きく関わってきます。
それらの問題を解決することで、お施主様に本当に喜ばれる、自信をもってお勧めできる家を建てたいと強く思いました。
しかし北半球では日本だけという特異な気候であるため、欧米や北欧などの技術では、あまりに気候条件が違いすぎて対応ができませんでした。
当時は納得のできる注文住宅の建設方法がなく、一から独自に技術を開発する必要がありました。
- 茅葺き(かやぶき)屋根の調湿性能を参考に
- 日本の住宅の平均寿命は、30年と言われています。しかし、日本には住めば住むほど愛着が沸き、100年も200年も長い期間に渡って住み続けられた家がありました。
それは、昔ながらの「茅葺き屋根(かやぶきやね)の家」です。
家屋内の湿度や木材・壁材の含水量を自然に調整する、日本の気候風土にフィットした”水分をコントロールする性能”に着目し、現代に合った形で住宅建設に活かせないか考えたのが、「ファースの家」開発のはじまりです。
「ファースの家」名称の由来
Fukuchi Airkurala System=エコ電化専用住宅工法
ファース工法の開発者でありファース本部、株式会社福地建装の創業者 福地脩悦の「Fukuchi(フクチ)」に、ファース工法を開発する中で特に画期的な進化をもたらした「Airkurala(エアクララ:断熱材)」、ファース工法の核となる「System(システム)」の頭文字を合わせた造語が、「FAS(ファース)=エコ電化専用住宅工法」の由来です。
「ファースの家」は、住む人が健康で快適に過ごすために最適な温熱環境を意識した住宅です。
冬は暖かく、夏は涼しく、心地よい湿度を保つために大切な4つの要素 ”温度/湿度/空気清浄/空気の流れ”の絶妙なバランスを維持できるような、独自の仕組みがあります。
さらに、気密・断熱性能が高いため外気の影響を受けず、調整した環境をしっかりキープ。使用するエネルギーの削減を目指し快適に暮らせる”省エネ性能”にも優れます。
住む人を朗らかで健康に、新築のときと同じ快適さのままで長く安心して住める家を実現し、環境にも配慮した、高機能な「健康住宅」です。