高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2014.08.29

畳の表面にカビ

質問者/福岡県大野城市・GKさん(公務員・39歳・男)

今年の3月に家を建てました。6月末ぐらいから1階の和室の畳の表面にものすごいカビがはえました。SRC基礎の上に厚さ3cmぐらいの畳が置いてあるため、SRC基礎によって畳が冷やされ、畳の表面に結露ができているようです。この結露を防止するために、畳の下に薄めの断熱材を敷くと解決するかもしれませんが、「1階全室温水式床暖房」のため、冬場はその効果が薄れてしまいます。
 メーカーに問い合わせても、「他にも同じような状況が寄せられてはいるが、今のところどうしてカビが生えるのかわからない」と言って、なかなか対応してもらえません。このままでは、健康にも害がありそうで、どうしたらよいでしょうか。
今年の春先の竣工ですから、コンクリートの水分が抜け切っていない状態で畳を敷いたことが要因と思われます。とにかく、先ず畳を日干しして乾燥させるこです。その次に畳を剥がしてコンクリートの乾燥を促すと良いでしょう。
 今年の冬に床暖房を稼動させますと、コンクリートの湿気が飛んでしまい、以後は発生しないと思われます。畳のカビは胞子を多く飛散させて、住む人の健康に極めて大きな影響を与えるといわれております。畳の乾燥だけは早急に行うべきです。