家の外回りについて
外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど
2014.03.07
通気層を抜ける風で屋根が飛ばないか心配
質問者/秋田県秋田市・AMさん(会社員・54歳・男)
木造住宅で内断熱パネル工法で外壁と断熱の間には通気を設けてます。屋根は寄棟です。外壁は金物で掛けるものです。
北西に風が強くなる時期、気になったことがあります。北西の2階の角はトイレになっているのですが、風が吹くと、通気の穴を通る風の音なのかわかりませんが、コトゴトと音がしたりドンドンと音がします。外壁が揺れて音がするのではと思い、外へ出てみたのですが、確認はできませんでした。仮にそこに寝室があったら寝られないほどうるさいです。一応、建築した所で音を確認してもらったのですが、わからないといっています。
通気を通った風が小屋裏へ抜けるので、屋根が飛ばないか心配です。また、この音が原因で構造体への悪影響がないか心配です。
おそらく外壁材を抑える金物に不具合があり、強風によって外壁材が揺すられているものと思われます。引っ掛け式の外壁材は、雨水を抑える機能が小さく、通気層から下部に排水する構造になっており、通気層が特に大切な部位なのです。この通気層からの通気量は、どんなに強風でも外壁や屋根を吹き飛ばすほどになりません。構造体への影響はないものと思われます。
外壁材の種類と留め金具の形状にもよりますが、バネ式の金物は強風で煽られると揺れる場合があり、目で確認が難しいのですが、音がする場合もあります。放置しておくと騒音だけなく、金属疲労などで脱落する場合も考えられます。状況から判断して、音の原因は金物の不具合による外壁材の振れ現象だと推察されます。施工業者に、しっかりと調査を行い、強風からの揺れを止めるための対策を行うよう、要請すべきでしょう。引っ掛け式の外壁材が落下事故を起こして人災になる場合も考えられます。