高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2021.08.24

「歩くたびに床が振動します」について追加質問

質問者/埼玉県所沢市・T.Fさん(会社員・36・男)

 以前床の振動について相談させていただいた者です。1年が経過し、もう少し詳しくお聞きしたく投稿いたします。家の構造は2×4です。1階のリビングには床暖房が入っており、建て売りとしては珍しくリビングの部分が吹き抜けになっています。このリビングの部分が歩くたびに振動することを相談させていただき、根太材を入れてもらうことを提案したらよいとの回答をいただき、そのことを建築業者に提案したところ、そのようにしていただけるとのことでした。確かに以前に比べ振動は弱くなりました。今は支えをしている状態であり、まだ固定はしていません。もちろん固定をしていただけるとのことなのですが、そこでいくつかの質問があります。

・支えのために持ってきた材木が少し古いような感じがしたのですが、このような補修の場合は新しい材木を使わないのか?
・その木を固定してしまったほうがいいのか?(この補修方法で本当によいかどうかわからず、保留にしている状態です)
・上にも書いたように吹き抜けになっており、逆に、なっていない部分の上は部屋になっています(ダイニングとキッチンの上)。その部屋の振動が1階によく伝わってきます。これに対しての対処をどうすればよいか?

 この3点において悩んでいます。購入して約1年が過ぎ、瑕疵担保責任が2年であることを考えると、住宅をきちんと検査してもらう必要があるのかということに今悩んでいます。また検査をしてもらうなら、どのような業者にするべきか。その検査結果から建築業者にどれほど話ができるのか、質問が非常にわかりにくくなってしまいましたが、よろしくお願いします。
 とにかく丁寧に根気よく、感情的にならずに業者さんをモチベートすることです。
1・補強部材は古い木材でも全く問題はありません。
2・束材の固定を行うことに要件はいりません。
3・階下の振動は、2階の床と1階の天井が梁を挟んで太鼓張りの構造になる、2×4工法の宿命的な部分でもあります。2×4工法は気密性能が出やすいのですが、その分の室内反響音が泣き所となります。ある程度は致し方ないものだといえるので、2階に吸音性の高い絨毯を敷くとか、家族で使用方法を相談し合うことが賢明と思われます。

 瑕疵担保責任は雨漏りと構造体の瑕疵(トラブルの要因)に対して10年間と法律で定められております。
 本件は瑕疵担保責任の対象外と思われます。2年というのは、施工責任のことと思いますが、法的な期間規制でなく同義的な責任です。これは建築業者さんとの関係を良好に保持することで、無期限で安価なサポートを受けられることと思われます。