構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2014.10.15
内壁のヒビが大きくなっています
質問者/埼玉県新座市・ETさん(会社員・39歳・男)
建売の住宅で築4年になりますが、2年目くらいから内壁にヒビが入りました。最初は1ヵ所だけで、10センチ程度が1年で20センチ程度になったため、工務店に来てもらい、直してもらいました(隙間を埋めただけです)。そして今年4年目でまた同じ部分がヒビ割れ、約30センチになってしまいました。気が付いたら、他の部屋の窓枠の上、天井と4ヵ所みつかり(天井は電気を真ん中にして直線に1本)、また、工務店に来てもらい、同じように隙間を埋めてもらいました。説明では収縮するので仕方ないとのことでしたが、4年経過してもまだこんなことが起きるのでしょうか?
天井以外は、窓枠の上、天井に向かって約20センチから30センチのヒビです。埋めた部分がまたヒビ割れてくるのはどういうことなのでしょうか? 欠陥ではないかと心配です。工務店は、呼んでも1ヵ月経っても連絡してこないような業者です。ドアの建具の不具合も結局直さずじまいです。どうしたらいいですか?
本件の内壁の種類がわかりませので、断定的な言い方はできませんが、重要な構造部分の欠陥によることが原因なら、外壁にクラック(亀裂)が生じます。集成木材や人工乾燥木材を使用しても、ある程度の内装のヒビは生ずるものです。ドアの開け閉めの不具合があることから判断して、価格を安くするために、自然乾燥木材で構造躯体を組み立てた可能性があります。
ちなみに昔はほとんどの住宅がこの自然乾燥木材で建築したものです。文面から判断して、塗り壁ならこのようなヒビが入るのも不思議ではありません。また、石膏ボードにクロス仕上げでも、ある程度のヒビが出るものです。
いずれにしても、外壁に大きなヒビがないのであれば、重大な欠陥と言えないと思いますので、施工者に根気よく交渉して補修していただくべきでしょう。