家の外回りについて
外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど
2022.09.21
基礎部分の漏水対策について
質問者/匿名さん(会社員)
築5年を過ぎた、積雪地特例のベースコンクリートの上に幅15センチの鉄筋コンクリートの基礎壁面が立ち上がる、高床式基礎を含む3階建て住宅です。内部は、ベースコンクリートに直載せして厚さ15センチの土間コンクリートで全面を覆い、実高1.6メートルで物置や車庫として利用しています。
2年ほど前からですが、大雨が降るとほぼ全周の基礎壁面と土間コンクリートの隙間から、雨水が浸透してくるようになりました。最初のころは湿気だと思っていたのですが、今年ビシャビシャに溜まる浸透があったため、驚いて施工業者に連絡して見てもらいました。
施工業者はベースコンクリートと基礎立ち上がりの打ち継ぎ目に隙間があり、土間より外部地盤が高く、地盤上に溜まった水が浸透しているといいました。私は、打ち継ぎ目の隙間があるのは施工ミスであり、瑕疵担保責任で何とか善処して補修をお願いしたいと頼んだのですが、3ヵ月を過ぎても連絡がありません。契約書を確認したのですが、瑕疵担保に関わる条文はなく、品確法の適用前の建築であり、補修費用は折半でもしょうがないか、このまま知らんぷりされるのであれば、降雪前に日曜大工で外側からシーリングでもやってみようかと考えるようになりました。打ち継ぎ目部が水の通り道となっているのであれば、鉄筋の腐食と強度の劣化が心配です。
また、地盤は水田を埋め立てて表面を30センチほどのアスファルト砕石で被覆した宅地で、私の所が排水口の場所でした。昨年、脇の市道の水路工事で大型重機が通ってから地面が振動するようになり、最近はダンプが通っても家に揺れを感じるようになりました。もしかしたらアスファルト砕石層にひびが入って、降雨の度に地下水が上がってきているのでは、不同沈下が起きはしないかなどと、いろんなことを考えてしまいます。
適切な漏水防止対策、アスファルト砕石の強度など、お教えくだされば幸いです。長々書き込み申しわけございませんが、よろしくお願いいたします。
品確法の瑕疵担保責任においても、コンクリートの亀裂の幅が対象となり、水の浸透は対象外です。また、瑕疵責任は品確法の法律に関係なく、施工者は同義的にその施工責任を負わなければなりませんが、それはあくまでも竣工時に瑕疵があった場合に限られます。本件のように竣工して期間を経緯してからの問題は、施工業者モラルに頼りざるを得ないのが実情です。施工業者を上手にモチベートし、状況をよく説明して、いくらかでも安価に改善補修工事を要請すべきでしょう。
施工法としては、基礎部分の外部を掘り起こしてコンクリートを乾燥させ、アスファルトやシート防水、あるいはFRPなどの防水法があります。
不同沈下を心配されているようですが、竣工して5年で不同沈下していないということは、これから不同沈下する可能性は極めて少ないと思います。