工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
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平成12年に築6年経った、中古の家を購入しました。購入の際に、補修をかねて外壁ペイント(バイオ洗浄/弾性塗料専用シーラー/弾性塗料)とシロアリ駆除工事を行いました。その業者は作業を終了した時点で、床下のビデオを撮影しており、私たちが見た段階ではまったくカビ等はありませんでした。また、部屋の中にもカビや湿気などは感じられませんでした。
しかし、2年後の平成14年度に害虫駆除の業者がセールスに来た際、床下を点検したところ 床下に白・黒のカビが多く発生していました。
その後、施工した業者を呼んで確認してもらい、その調査報告でもカビが発生しているとの報告を受けました。
そして、平成15年に業者の対策として提案されたことは、
1)自然通気の拡大および床下空間の流れをよくすることが必要です。
通気口の拡大および新規通気口の作成
床下基礎開口部の拡大および新規作成
2)上記1)の施工で、不十分な場合は調湿剤の敷き込み、および換気拡散ファンの導入も考えられます。なお、通気口作成工事等を行う場合、実際に開ける場所は作業を行いながら検討・確認させていただきます。
とのことだったので、平成15年に提案とおり通気口の工事を行いました。
しかし、現在に至ってもその効果は現れず、家の中の家具、台所用品、衣類までもカビが生えて来る状態です。
今現在、業者との話し合いを行っていますが、話はまったく前に進みません。このことは何で起きているのでしょうか? また、どのような解決策があるのでしょうか?
施工業者の提案を鵜呑みにしていれば、ドンドン出費だけがかさみ、解決されないのではないかと考えます。また、家の者はアレルギー症状が強く現れてきており、健康の被害も心配されます。今の段階では、どこの誰を信用して良いのかわからない状態です。お忙しいと思いますが、よろしければアドバイスをいただけたらと存じます。
平成15年に提案された解決策で完璧に施工されていれば、かなりの効果が期待されてしかるべきなのですが、肝心な項目が抜けています。
地下水面位(地盤を掘ったとき地表か何センチで水がたまるか)の確認を怠っています。さらに調湿剤の散布を行っても、ポリフィルムによる防湿対策が必須となります。調湿剤はポリフィルムの上に敷き込むことが前提です。地下水面位が高い場合は、乾燥砂をポリフィルムの下に敷き込んでください。その上で、床下全体に通気がなされるように、基礎間仕切りなどの通気口もしっかりと確保されえているかどうかを確認すべきです。四方全体から床下全部に通気がなされるようにしなければなりません。
以上のことがしっかりと確立していれば、本件の問題は必ず解決できるはずです。床下にカビが発生しますと、カビの胞子が居住空間へ飛散して、アレルギーを発生される可能性が極めて高くなります。早急に上記の対策を実行すべきでしょう。