高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

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2015.05.07

基礎の通風孔・換気扇新設について

質問者/東京都東久留米市・ISさん(公務員・55歳・男)

 築20年の布基礎木造2階建てです。一階押入れの床板にカビがひどいので、ベニヤ(かなり厚いがボロボロ)床板をはがしたところ、ちょうど雨上がりでしたので基礎内側の地面が濡れていました。基礎は「E」字型でまったく通風がありません。通風孔を新設して換気扇をつけるつもりなのですが、ついでなのでもっと手を加えたいので質問します。

Q1)はがした押入れ床板を新しいベニヤ(たぶんコンパネ)で補修する際に根太と板の間にポリフィルムを挟んで湿気を防ごうと思うのですが、むき出しのままの方が良いのでしょうか?

Q2)地面にもポリフィルムを敷こうと思いますが、このような用途に合ったポリフィルムをどこで手に入れることが出来ますか?
 床下は常に乾燥状態に保持することが大切です。そのために一番、大切なのが床下の地盤面が外部の地盤面より、5センチ以上、高くなっていることです。いくら、ポリフィルムを敷き込んでも、床下換気扇を取り付けても床下地盤面が外部地盤面より低い場合、殆ど効果がありません。悪徳訪問販売の業者に誘われても、この床下地盤面の高さがキーワードとなります。
 5センチを確保するため床下に砂を敷き込むのが一番の方法です。この外部と床下の地盤面差5センチの高さが確保されているとポリフィルムが大きな役割を果たします。炭や調湿剤を敷設するのもこの地盤面の高さ差が基本となります。ポリフィルムはホームセンターで安価で販売しています。20センチくらい重ねて、重ね部分に乾燥した砂で押さえておくべきでしょう。
 コンパネはホルムアルデヒドを大量に放出しますので、普通のベニヤ板を使用すべきです。また5センチ確保とポリフィルムを敷き込んだ場合、ベニヤ板の下にポリフィルムを敷きこむ必要はありません。むしろベニヤ板を腐らすなどの弊害の方が大きくなります。