高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2014.12.02

外断熱工法の基礎について

質問者/千葉県千葉市・HNさん(公務員・39歳・女)

 新築で、外断熱工法を考えています。今、検討している工務店の工法は、コンクリート一体打ち基礎で、給排水管が埋め込みです。給水管は、ステンレス管を使用してもらう予定です。しかし、将来のメインテナンスが不安ですが、大丈夫でしょうか?
 また、基礎外断熱として、ポリスチレンフォームを砕石、基礎コンクリートの上に、土中に埋め、モルタル塗装するそうです。モルタルに、ひびが入るようなことはないでしょうか? 防蟻性は、これで十分でしょうか? 防蟻土台シート、防蟻断熱材、蟻返し機能付き水切り等の効果は、どれくらいなのでしょうか? よろしくお願いいたします。
 外断熱のコンクリート一体打ちの基礎とベタ基礎が前提になります。地盤からの湿気などを防げるとともに、家の加重を等分布するため、安定した基礎であると評価できます。外断熱をしっかり行えば、コンクリートの上に露出して配管する方法がベターです。ステンレスといっても劣化しないわけではありません。施工者と相談してみてください。
 ポリスチレンフォームは恒常的に湿気にさらされていても加水分解をしません。モルタルやコンクリートの内部に埋め込むのは一般的に用いられている工法ですが、モルタル下地に十分な吟味が必要です。
 防蟻土台シート、防蟻断熱材、蟻返し機能付き水切りなどは装備するに越したことはありません。万能ではありませんが、当然、効果が確認されて市販施工されています。しかし、数年ごとに家の周辺1メートル程度の土壌処理を行うべきでしょう。