設備や内装一般
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2014.06.04
天井の線と床のきしみ
質問者/京都府亀岡市・FNさん(主 婦・42歳・女)
よろしくお願いします。築12年の建売住宅の家のことで、ご相談したいことがあります。
1階の12畳のLDKの天井のクロスなんですが、ヒビのような線ではなく、直線が2本、部屋の真ん中の天井には長方形の線があります。約2メートル×1メートルの大きさで。階段の表側に面した側面にも、横に1メートルぐらいの線が2本あります。線のところをさわると、少し盛り上がっている? 定規をあててみると、少し2ミリほど傾きます。クロスのつなぎ目ではありません。ここ1~2年で、いろんなところにでてきているようです。ちなみに、床も所々きしみます。
修理が必要なのか、その場合はどういう方にお願いをすればよいか、アドバイスをお願いいたします。
ヒビの間隔から推察しますと、クロスのつなぎ目でなく、下地である石膏ボードか構造用合板の継ぎ目に問題が生じたものと思われます。石膏ボードも構造用合板も定尺寸法が、1000×2000か、900×1800だからです。質問の文面から推察しますと、この石膏ボードや合板そのものに異常が生じたとは考えがたいと思われます。そのボードや合板を支える下地木材の暴れによる狂い現象だと思われます。その要因は現場を見ないと断定できませんが、12年前の建物が、ここ1~2年で急激にヒビが大きくなったというのは、おそらく質問者の生活スタイルの影響も大いに起因したと思われます。また、竣工の翌年に阪神・淡路大震災に見舞われているはずです。少なからず内装材を受ける下地材にも影響があり、近年になってからさまざまな条件が重なり、ボードや合板を留めている釘などが浮いてきて、ヒビとなったと考えるのが自然と思われます。
解決方法ですが、近場の工務店に依頼して、ボードや合板の打ち込み作業で、大事にならずに補修ができると思われます。もちろん、その部分のクロスは張り替えとなります。床のきしみも床材を受けている根太(垂木の一種)か、その根太を受けている大引(垂木を受ける大きな木材)の狂いによるものと考えられます。大引の狂いは木造住宅の場合、珍しいことでありません。大引や根太の狂いで緩んだ床材を、しっかりと固定する作業をすべきでしょう。