工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2014.05.28
釘穴から雨がしみこんで腐ってくる?
質問者/茨城県多賀郡・SYさん(会社員・35歳・女)
築11年の中古住宅を買って1年になります。前の入居者が2階のエアコンと1階の室外機をホースでつないでいました。そのとき、ホースを動かないように数ヵ所、金具で壁に固定していました。そして、引越しのときに、エアコンを取り外し、固定金具も外していきました。しかし、固定金具を取り外したあとの釘穴は、塞いでいかなかったのです。最近、ふとした時に外壁を見たら、釘穴がそのまま3ヵ所(1箇所につき2個)残っていました。
もしかして、この1年、この穴から外壁の中に雨がしみこんだりしているのだろうか。腐ってきているのだろうか。そう考えると、心配でたまらなくなってきました。
家がどのような状況になっていると考えられますか? 修理はどのようにしたらよいでしょうか? ご回答、よろしくお願いいたします。
まず、小さな釘穴から雨水が浸入して壁の中が腐るという現象はほとんどありません。壁の中が腐るのはグラスウールが湿気を吸っていたり、窓まわりや屋根の水切りの不具合から雨水が侵入して問題を起こすのがほとんどです。釘穴の小さな穴はコーキングを塗ったビスを捻じ込みますと、すぐに補修できますが、むしろ気になるのは、エアコン補修時に外壁の合わせ目などに余分な力が加わり、隙間が開いて雨水が入り込む場合があります。念のため、壁の一部を剥がし、点検してみたほうが良いと思います。