工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2014.12.01
壁面の蛇口から水漏れ
質問者/神奈川県相模原市・匿名さん(31歳・女)
2ヶ月前に在来法木造建築、新築一戸建てを購入し引っ越しました。2日前より洗濯機につなぐ蛇口の壁の部分から、少しずつ水漏れが生じました。引っ越した当初より、洗濯機の水が流れると、水の流れる音が大きく、異常を感じていたため、水道業者に連絡しましたが、コマの調子が悪くて音がなるのでしょう…今度連絡して交換しましょう!と言い、すぐには交換してくれませんでした。その後、壁より水が少量ですが流れ落ちてきました。蛇口を閉めても漏れてきて、おかしいと思い、床下を見るとベタ基礎全体に水が流れており、洗面所の基礎の部分が上から水がしたたり落ちたように濡れていました。
施工業者に連絡し、水道業者が蛇口を変えてくれ水が壁から漏れなくなりました。床下の基礎の部分は、濡れたままです。ファンなどの乾燥を求めたのですが、在来法木造建築のため、一気に乾かすと木が割れたりゆがんだりするのでしないほうがいいとのことです。水漏れの原因はわからないが、蛇口を変えたので、日程を調整してから業者は来るとのことです。
質問です。この水漏れによって、石膏ボードや、クロス、CFなどにカビが生えてしまうのではないかと思い、心配です。施工業者の言うように、自然乾燥がいいのでしょうか。入居まもなくこのようなトラブル、よくあることなのでしょうか?この出来事はとてもショックでした。
ご意見お願いいたします。
新築間もない住宅でのトラブルですが、配管の見えない部分から漏水を起こすことは決して珍しいことではありません。施工は人のやることですから、間違いやミスが伴うものです。
しかし、本件のようなトラブルの発生後は、一刻もはやい処置が必要となります。一番心配なのは、壁の中の断熱材が水で濡れたままで夏を迎えますと、ほぼ確実に腐食菌が発生すると思います。質問者が求めるように、ファンや乾燥機を使ってでも早急に乾燥状態に戻すことが先決です。強制乾燥といっても夏場は湿度も高くなりますので冬と異なり、木材が歪んだりする心配は殆どありません。しかし、収縮による縦ヒビは乾燥木材でも発生しますし、乾燥木材でもクロスや仕上げ材に隙間が生ずる場合があります。
とにかく、早急に壁の中も含め強制乾燥を行なうよう施工者に要請すべきでしょう。特に床下の乾燥状態保持は、家の寿命に大きな影響を与えます。一刻も早く強制でもなんでも床下の完全乾燥を徹底すべきでしょう。