家の外回りについて
外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど
2018.03.20
土壌がいつも湿っているせい?
質問者/神奈川県川崎市・NYさん(主 婦・41歳・女)
わが家は、築4年。ヒナ段の下段で、1区画に4軒(両隣との間隔は30センチと140センチくらいです)建っています。木造3階建て建売住宅(ヒナ段の一部分が車庫になっている)、ベタ基礎で基礎は作られていますが、基礎の下は、半分が土で、もう半分はコンクリート(車庫部分)です。床材との隙間が25センチほどしかありません。通気口なし。床下点検口、和室、床下収納庫など、床下を見る方法がありません。家の裏は、40センチくらいの幅の通路にそって古い側溝があります(家より40センチ高くなっている)。その側溝に、裏のお宅の石垣からにじみ出ている地下水が、一年中たまっている状態です。裏の基礎部分と通路は防水コーティングしてあり、その基礎部分のコーティングがすごくふやけて(?)ベコベコになっています。工務店に連絡してみてもらったら、基礎の表に張ってあるのはベニヤ板だから腐っても大丈夫と言って修理してくれません。影響が心配です。工務店は、裏の地下水が基礎の下までしみ込んでいるので、側溝をふさいだほうが良いといっていますが、不動産屋に聞くと「ふさぐことによって地盤に変化がおき、地盤沈下した家があったからやめたほうがよい」と言っています。どうしたらよいのか悩んでいます。
あと、家の外壁と基礎の継ぎ目部分からキクラゲをブヨブヨにしたようなキノコが生えていました。どう対処したらよいでしょうか。シロアリの群飛も家の周りで、3年連続で発生しています(毎年、駆除業者に薬剤散布してもらっているのですが…)。土壌がいつも湿っているせいだと言われました。
良いアドバイスがあったら、よろしくお願いいたします。
文面だけで詳細を把握できませんが、側溝が家より高いというのはヒナ段式の造成地の事情があるものと思われます。施工業者が言う、基礎の表面にベニヤ板を張ってその上を仕上げるなどという方法は、通常、考えられない方法です。ましてベニヤ板が腐っても良いという理由も不可解です。さらに、ふさいでも良いというのも、側溝が機能をもっていないものと思われます。通常では側溝をふさいでしまえば、不動産業者が言うように、その水が基礎の下に浸透して、地盤に変化をもたらす場合もあり得ます。深刻な状態が垣間見られるのは、基礎と土台の間がぶよぶよとなり、キノコ状のものが生えていることにあり、確実に土台が腐食しているものと思われます。一刻も早く、畳を剥いだり、床に点検口を設けて、まず床下を確認すべきでしょう。床下の一部が腐食菌に侵されているような感じがします。腐食部分を撤去改修して、床下を乾燥状態に改善する必要がありそうです。また、上の段の浸透水を床下に浸透しないように側溝を取り払い、暗渠を埋めるなどの対策が必要となる場合もあります。まずは、床下の状態を確認することから行動すべきでしょう。