高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2015.04.09

梅雨時の工事は避けた方が良い?

質問者/神奈川県横須賀市・OMさん(公務員・34歳・男)

 住宅の着工時期についてうかがいたいのですが、梅雨に入ってしまうこの時期は、基礎等の工事は避けたほうがいいのでしょうか。それとも、基礎工事に雨はあまり関係ないのでしょうか。不安です。7月に着工すると梅雨明けに建前だと思います。台風時期なので、これも気がかりです。よろしくお願いします。
 コンクリートは、水とセメント比率で強度が確立します。従って、打設の際に水が混入しますと、コンクリート強度が低下する場合があります。この辺は常識の範囲であって、業者も心得ているはずです。雨の時のコンクリート打設は避けるに越したことはありませんが、打設の際に雨養生をしっかり行うことで打設する場合があります。
 打設後においても直接、雨にさらされれば問題ですが、雨天時期の打設には必ず雨養生を行って、コンクリート打設を施工するのが常識とされています。養生さえ行えば、天日で直接さらされるより、コンクリート強度を得るには好都合であると言えるでしょう。このあたりを確認して施工すれば、梅雨時期の施工は問題ないといえます。