高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2020.07.10

水はけの悪い土地

質問者/福岡県八女市・SHさん(会社員・33歳・男)

 建築中は、何度もお世話になりました。おかげさまで無事完成し、入居して2ヵ月と少し。ちょっと心配なことがあり、メールいたします。
 水たまりができるほどではないのですが、常に地面がしめった状態にあります。基礎部分のコンクリートが地面から20センチぐらいまで、濡れています(晴れの日もそうです)。盛り土の質が悪かったかとも思われますが…、今さらやり直すこともできず…。木造の一番の敵は湿気ですよね。心配です。そんな状態で、家に影響はないのか、はたして30年持ってくれるのか。ちなみに、ベタ基礎です。
 回答をお待ちしております。
 竣工時のコンクリートは多くの湿気を持っています。さらに梅雨の雨が連日のように降り続きました。コンクリートの下部が濡れたままでいることは、この時期において、あまり不自然なことではありません。この冬を越えられた時にその濡れた状態が緩和されるものと思われます。それでも緩和されない場合は、基礎の周りに暗渠や側溝を埋めて地下水面を下げる対策があります。むしろ床下の乾燥度合いを注意深くチェックする必要があります。床下のベタ基礎のコンクリートの表面が乾燥していることが大切です。できれば、土台など木材の含水量を計測器機で実測し、20%以下になっていれば腐食菌は発生しません。