高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2015.04.24

外壁と屋根の素材の選択は?

質問者/ 東京都世田谷区・J.Kさん(会社員・26才 男性)

 いつもホームページを楽しく読ませてもらっています(仕事中に)。
 今、我が家では新築一戸建てでプランを進めています。ハウスメーカー(輸入住宅大手S社と大阪のN社)に頼むことで話が進んでいるとこですが、外壁と屋根について問題が..そこで質問です。
 1.外壁に木を使っても大丈夫でしょうか?(S社は耐久性を考慮してサイディングを勧めるが、N社は木でも大丈夫といっている。)
 2.屋根材にカラー鉄板にしたときのメリット、デメリットは?(コストが安いので鉄板を使おうと思うのですが)
 計画は、単世帯-家族構成3人(自分、妻、子供)、大屋根タイプで延べ床面積40坪。
よろしくお願いします。
 1. 外壁に木材を使用する場合、定期的なメンテナンスが必要となります。特に太陽のあたる部分は、数年で紫外線による劣化が考えられます。塗装で保護することになりますが外部に足場を設けなければならず、塗装代金より、仮設費のほうが余計にかかることがあります。純粋にメンテナンスのことに限定して考えれば、別荘やセカンドハウスではない通常の生活のための住宅の外壁には、モルタルや窯業系サイディングなどが無難だと、私は考えます。
 2. カラートタンのメリットは、価格が安いことの他に軽量で地震の時に安心、複雑な屋根の形状でも雨漏り事故が少ない、カラーの種類がたくさんある、葺き替えが容易である、などの点が上げられます。
 一方デメリットは、雨の音が室内に響く、屋根に重量感がなく高級感がない、定期的な塗装・保守が必要になる、などがあります。
 外壁や屋根の素材選定では、立地環境や家の形状などで替えた方がいいのですが、Kさんの計画している、大屋根タイプでは、どんな屋根素材でも採用可能と思われます。しかし、むしろ悔いのない家づくりのためには、断熱材や気密施工のグレード、換気方法や冷暖房システム、さらに基礎の強度、床下の通気性などのチェックも肝要だと思います。