高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2009.09.09

ベタ基礎に雨が降るたび水溜まり! 2008.09.09掲載分

質問者/東京都武蔵村山市・NMさん(会社員・42歳・男)

 築6年のベタ基礎の2×4の住宅です。雨が降ると基礎部分のちょうど角端2箇所から水がしみ出してきます。イメージとしては、床部分の小さい範囲から水が湧いてくるという感じです。ちょうど、その部分の外が雨樋の水の出口なのですが。雨樋は、切りっぱなしで土の中に埋めてる状態になっています。行き場のなくなった水の水圧がかかって、コンクリートから、しみ出してきてるのでしょうか? とにかく、2箇所からしみ出してきた水はコンクリートの床いっぱいになって乾かすのに、何日もかかり大変です。普通はコンクリートからしみ出すことはないですよね? 雨樋の問題でしょうか?
 台風シーズンを考えると、気持ちが沈んできます。どうぞ、アドバイスをよろしくお願いいたします。
 文書だけでは現況を詳細に把握できませんので断定できませんが、雨の降っている時に発生していることから判断して、外部要因であると思われます。外部要因と言うのは、基礎の内部から水が染み出ているのではなく、通気層や雨樋いなどが考えられます。雨樋いは浸透式(地面に浸透させる方式)になっているようなので、それが要因とは考え難いのですが、雨樋いが地面に埋まっていることが気になります。浸透式の場合は浸透升が設置されて、その真中に落ちるような構造になっていなければなりません。
 最も可能性が高いのが、外壁材の下にある通気層から流れ出ている可能性が高いと思います。通気層は、外壁材から浸透した雨水を、その下部から排水する事も大きな役割のひとつですので、それであれば心配ありません。開口部や継ぎ目から通気層に雨水が浸透しますと、外壁材の下部から出し尽くすまで2~3日間くらいかかる場合もあります。
 しかし、あくまでも文書だけでの判断ですので、施工者に充分に検証して戴くことをお勧めいたします。