高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2009.10.16

基礎パッキンと通気口 2008.10.16掲載分

質問者/ゆずさん

 新築を建てる予定でいるのですが、基礎パッキンを採用しているメーカーと通気口を採用しているメーカーがあって悩んでいます。基礎パッキンについていろいろと書かれていますが、通気口についてはあまりよいうわさは聞きません。実際のところ通気口が開いていることで悪い事ばかりなんでしょうか。何かよい面があれば教えていただきたいと思い投稿しました。よろしくお願いします。
 床下は常に充分な通気が促されるようにしなければなりません。通気口が設置されていても、床下の中央部分まで通気が行き届くように、内部の布基礎に充分な通気仕様の構造である事がのぞまれます。
 基礎パッキン方式は、土台の下側に平均的に通気が行き渡るような構造になりますが、虫やほこりなどの侵入もしやすく、一長一短があります。最近、よく採用されるのは、ベタ基礎方式で、基礎の仕様によっては床下換気口や基礎パッキンを省略する方法もあります。この場合、地盤面より、床下地盤面の高さを出来るだけ高く設定して、雨水や地下水が床下に廻らない構造が求められます。
 いずれにしても、床下は常に乾燥状態に維持できる事が必要で、充分に熟知した施工業者に依頼する事です。