2009.10.23
出窓上部の断熱が不十分? 2008.10.23掲載分
質問者/東京都町田市・YKさん(会社員・45歳・男)
新築して3年になります。夏を3回過ごしましたが、2階リビングが毎年異常に暑くなり、いろいろ確認したら東側の出窓上部がヒーターのように熱くなっていました。
メーカーに確認したところ、出窓天井部分は壁構造に使われるパネルで組み立てられているようです。天井部分と出窓の屋根までの厚みは10センチ弱程度であり、ちょうどパネルの厚み9センチに合板とブリキの屋根材が直接張られているようです。
出窓は1.5間で大きめであり、朝から昼までの午前中の強い陽射しが出窓の屋根を直撃します。今後の対策についてアドバイスをお願いします。
確かに出窓の出っ張り部分のトタン張り屋根の温度は、直接、日射熱を受けますと100℃程度まで上昇いたします。しかし、その熱柱する(熱を伝える部分)トタン部分は触ると熱く感じますが、面積的に極めて限られていると思われ、部屋の温度を上昇させる最大の要因にはなりえません。また、その熱柱部分を改善するにはかなりの大工事になりそうです。
むしろ、もっと大きな要因になっているのは、1.5間の出窓そのもので、まともに日射熱が窓から侵入すれば、ストーブ1台くらいに相当する日射熱が侵入します。遮蔽ガラスといって、日射熱の75%以上を侵入させない遮蔽ガラスに取り替えたほうが、はるかに効果的だと思われます。