高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2009.10.24

ひさしと壁との隙間に蝙蝠が住着いております 2009.10.24掲載分

質問者/栃木県大田原市・KYさん

 ご意見をお聞かせください。
 築13年の2階建て住宅ですが、2階の屋根のひさしと壁の接合部分に約1センチの隙間が家屋全周に空いています。最近この隙間から蝙蝠が進入し、ごそごそ音をたてています。また、周辺の地上には蝙蝠の糞が散乱しています。建築した大手ハウスメーカへ問い合わせたところ、
1.隙間は換気上必要であり、蝙蝠対策のため塞ぐのであれば金網で塞ぐ必要がある。
2.最近同社が建築した家屋は、隙間を狭くするか金網を張る等の対策を実施している。
3.私の家の金網を張る等の対策費は有償である。
との回答でした。
 ここで質問ですが、「蝙蝠が侵入できるほどの隙間を無防備に空けているのは、設計ミスではないか。最近建築している家屋は、進入防止対策済みなのは上記設計ミスを修正したと判断できる。これは、リコール対象ではないかと思う」。
 以上の理由によりハウスメーカーに対し、「無償で金網を張る工事を実施していただきたい」との要求は妥当でしょうか? 回答をよろしくお願いします。
 外壁の通気層は外壁の下部から空気を取り込み、上部から開放させるというのが常識です。本件においてもその常識にフィットしていると思われます。当時、1センチの隙間から蝙蝠が入り込むなどと想定していなかったと思われます。その後において蝙蝠のような、虫ではなく動物が入り込むことが判明して金網などで防護するようになりました。

質問1.隙間は換気上必要であり蝙蝠対策のため塞ぐのであれば金網で塞ぐ必要がある。
回答 そのとおり、金網で防護するほうが賢明です。

質問2.最近同社が建築した家屋は、隙間を狭くするか金網を張る等の対策を実施している。
回答 想定外のことが起こり、最近はそのような対策を自主的に施すようになりました。

質問3.私の家の金網を張る等の対策費は有償である。
回答 13年前の住宅に完全無償の補修を要求するには困難だと思われます。できるだけ安価に対応していただくようにお願いすべきでしょう。