高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2009.12.04

基礎の養生と雨ざらしの木材について 2008.12.04掲載分

質問者/新潟県中頚城郡・FYさん(主 婦・33歳・女)

 10月に着工し、現在建築中の家のことでご相談させてください。
 まず基礎なんですが、型枠にコンクリートを流し込んでから中2日で型枠が取られていました。何かの本に、最低でも中5日は養生しないと強度に問題が出ると書かれてあり、心配です。大丈夫でしょうか。
 それから先日上棟され、次は屋根の工事になると思うのですが、なかなか進みません。上棟前からずっと雨なので、それも影響しているのでしょうか。また軸組みの木材はずっと濡れっぱなしなのですが、問題はないのでしょうか。
 コンクリート打設から中2日の養生期間は決して好ましくありません。しかし、だからと言って全部に問題が生ずるわけではありません。以前、中1日で型枠撤去をした所もありますが、コンクリートに影響を与えないように、心して外したかどうかです。慣れた業者ですと、それでも問題なく納まる場合もあります。住宅品質確保促進法で、基礎コンクリートに問題が生じますと、施工者側に瑕疵責任が義務付けられています。そのことを知った上で成り行きに注意をはらいましょう。
 軸組み工事で構造部材が雨に濡れた場合、もとの含水量に戻るまで意外と乾燥しやすいものです。以後の工事で、乾燥をしっかり確認してから内部工事を進めることが前提ですが、雨に濡れたことだけが大きな問題ではありません。しかし、工事の進め方に少し配慮が足りないような気もいたします。施工業者に施工状況に注意をはらうよう、強く要請する必要性を感じます。