高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2010.01.08

床下のカビ処理について 2009.01.08掲載分

質問者/匿名さん

 はじめまして。インターネットで拝見させて頂きました。
 私どもは、2年前に輸入住宅を建てましたが、最近、洗面所、風呂場下に青カビが生えていることがわかりました。臭気も多少ある状況です。見た目は、断熱材に異常がないように見えますが、実際に断熱材を支えている部材にカビが生えていると言うことは、断熱材にもカビが繁殖している可能性があるのでしょうか?
 インターネットでは、炭とか換気扇などでの予防策などが良く紹介されていますが、実際に生えてしまった場合の処理はどのようにされるのが良いと思われますか? シロアリなどの薬で喘息になった例なども見ましたが、やはり防カビ剤を吹き付けるのも良くないのでしょうか?
 教えて下さい。よろしくお願いいたします。
 壁の中の断熱材は、乾燥した空気を静止させる事で確立します。本件のように洗面所や浴室のように湿気のある場所では、静止させた空気が乾燥し続ける環境を維持するのが大変に困難です。空気中に湿気がありますと低温部分に凝縮して、周辺の含水量を増大させて、本件のような事象を発生させる場合があります。
 放置しておきますと、シロアリや腐朽菌の被害が想定させるだけでなく、カビの胞子が浮遊して喘息などになる場合もあります。防カビ材を塗布する前に、状況を改善しなければなりません。湿気が入らないようにする事が肝心ですが、湿気の多い場所ではスチレンフォームのような断熱材に交換する事をお勧めします。ともかく、湿気を防御し、低温部分をつくらないようにしてください。