高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2010.01.16

洗濯機の排水溝の配水管から水漏れ 2009.01.16掲載分

質問者/兵庫県神戸市・YAさん(会社員・32歳・男)

 入居して1年になりますが、つい最近、排水溝から水漏れを発見しました。業者を呼び、検査してもらった結果、排水溝に穴が空いていて約1年間、水漏れが生じていたことになりますとの回答がありました。実際に、床の一部をはぎ状況を確認しましたら床の下のコンクリートが濡れていて、また、染みが出来ている場所もありました。後日、施工業者に連絡をして来てもらい、現状確認をしてもらいました。施工業者の処置は、水漏れ箇所の復旧と乾燥作業をしています。業者の話では、乾燥が終了しましたら水漏れによる被害場所を復旧するとの回答がありましたが、どこまで復旧してもらえばよいのでしょうか。また、保証金や今後のクレームについてどのように話し合えばよいのか。あと、話し合いをした場合、だれに承認になってもらえばよいのか(承認:施工業者の役職)。教えてください。
 排水ルートの欠損で、床下が濡れるトラブルは珍しくありませんが、対応を誤れば重大な問題に発展する場合があります。今、対応しているように、まず、水漏れを止めることと床下を完全に乾燥させることを優先します。基本的に床下が乾燥状態になり、その乾燥状態を維持できる環境を保てれば、大事に至らないと思います。被害場所の復旧とは、そのトラブルによって土台や柱に腐食菌が発生する場合があります。腐っていたら取り替えたり、あるいは腐食菌を除去することが必要です。契約の約定内容によっても異なりますが、竣工して1年なら施工者に無料で補修してもらえるのが通常です。しっかり補修さえしていただければ、保証金に至らない案件と思います。施工者との交渉は、施工工務店の状況によっても異なりますが、施工責任を遵守できる立場の人を確認すべきでしょう。