工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2010.03.01
外壁からの水漏れについて 2009.02.28掲載分
質問者/愛知県名古屋市・HHさん(会社員・39歳・男)
在来の木造住宅で設計管理を設計士にお願いしたのですが、完成後半年位で風呂場外の基礎部分に水が染み出てきたため、設計士に相談した所、しばらく様子を見るように言われたので半年ほど様子を見たのですがひどくなる一方で(雨が降ると特にひどくなる)、再度連絡した所、請負工務店が倒産したのでどうすることも出来ないとの事でした。
色々な人に見てもらった結果、どうやら外壁の内部の防水紙及び水切りが設計図面通りに施工されておらず、また在来工法の風呂場からも何らかの水が漏れているとの事でした。この場合、設計士にはどの程度責任があり、工事をやり直すことになった場合はどの程度要求できるものでしょうか。ご回答をいただければ幸いです。
設計管理業務に依頼した設計士が、何処まで関わったがこの文書で詳細を掌握できません。事例から申し上げて、本件のような事象が発生した場合、かなりのウェートで設計士が関わった物件でも、設計士の責任を課する事に大変な困難があります。ほとんどが施工上の瑕疵であり、設計士の瑕疵である事を証明する事が難しいからです。
本件においては、本来、施工工務店が対応すべき案件です。依頼した設計事務所が、施工責任を負う契約を行ったのであれば、当然ながら当該設計士に責任を負わせる事ができます。しかし、通常、そこまで設計士が関わる事は本当に少ないケースしかありません。
本件は土台などの主要構造物が腐食菌に侵されている可能性あります。早急に対応すべきです。費用負担は質問者が持つ事になると思いますが、責任の所在より、自分の住宅は自分で守る事を優先すべきでしょう。出来れば当該設計士に紹介を戴いた施工工務店に依頼したらどうでしょう。