工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2010.03.12
風呂場の換気扇にダクトが付いていない!? 2009.03.12掲載分
質問者/京都府長岡京市・UMさん(主 婦・63歳・女)
3階建てのわが家は、今年で築13年目になります。先日、2階にある風呂場の換気扇が、異常な音を出すようになり、横の点検口からのぞいたところ換気扇にダクトが付いておらず、3階の床下に直接、風呂場の湯気を排出するようになっていました。3階にある部屋は、いつも湿気でじめじめしています。3階の床下は木造なので、湿気で腐らないかと不安で困っています。
どうすればよいでしょうか? アドバイスお願いいたします。
13年も気づかずにいらしたのですね。状況から判断して、建物に大きなダメージは与えていないように思われますが、早急にダクトで外部に排出する必要があります。
浴室の湿気が恒常的に排気された場所が、常に低温な部分であれば、周辺構造材の含水量が増えて腐食菌に侵されやすくなります。
本件の場合、3階の床下なので、家全体の隙間からの自然換気で、外部に放出ができていたものと思われます。京都の冬は空気が乾燥するので、むしろ良い状態を維持していた可能性もあります。しかし、真夏は湿気の持つ熱量分も暑さが増すことになります。
いずれにしても不規則な手法であり、生活環境などの状況によっては、一気に腐食菌の発生を促す場合もありますので、早急に対策を行うべきです。対策といっても、浴室換気扇をダクトにつなげるものと取り替え、一部天井を取り外し、外部にフードを取り付ける工事で、数万円程度の工事と思われます。