構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2010.04.20
内断熱工法は外断熱工法より持たない? 2009.04.20掲載分
質問者/埼玉県和光市・SYさん(会社員 31才・男性)
数年前ソーラーサーキット住宅を施工しているビルダーに行きました。確かによいようなのですが、よく理解できないことが3点程ありましたので教えて下さい。
1.外断熱工法の場合空気を循環させる装置が絶対必要なのか。
2.ここでは大体坪60万以上と言われましたが、外断熱だとやはりそれくらいになってしまうのか。
3.従来の内断熱工法だと本当に20年位で家がだめになってしまうのか。もしくは不健康なのか。
このビルダーの説明ですと内断熱工法だと今後日本の家は20~30年程度で住めなくなるという感じでた。
私自身は実際の立地条件によってかなり異なると思うのですが。本当のところどうなのでしょう。教えて下さい。
1・外断熱とは外張断熱とも言って、柱や間柱の外側に断熱層を置く工法です。つまり柱や間柱の構造体が居住空間の暖房や冷房の熱を蓄熱する事が特徴です。空気循環を行うことによって構造体の温度を均一化させ蓄熱量を増加させる効果が期待できます。
2・具体的な仕様が判明できなければ坪単価を特定できません。
3・内断熱が20年か30年で駄目になると言う根拠はありません。説明したビルダー担当者は、グラスウール断熱の事を言っているのだと思います。グラスウールは内断熱しか出来ませんし、グラスウールは乾燥した空気を静止させることで断熱を行います。20年も30年も乾燥した空気をそのままに静止させることは不可能と思える事からであると考えます。ここでいう不健康な住宅とは断熱材に湿気を含み腐食菌が発生してハウスダストを発生させる事に起因されると思います。長持ちして健康な住宅は家中に低温部分をつくらず、湿度管理が出来ていることです。当方のHPにもそのメカニズムが記載していますので参考にして下さい。