家の外回りについて
外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど
2010.07.26
サイディングの選択について 2009.07.25掲載分
質問者/埼玉県越谷市宮本町・MKさん(主 婦・33才)
家を新築するのですが、どのようなサイディングにしようか悩んでいます。
サイディングの厚さや施工方法の違いでかなりの金額の差があり、どの程度のものを採用すべきかわかりません。
1.サイディングの厚さが違いは、具体的どのようなことに反映するのでしょうか?
2.サイディングの施工方法で、「釘止め」と「金具」というのはどのように違い、その結果家に対してどのように影響するのでしょうか。
外壁の材料選択によって、家の外観や耐久性、施工性、価格が大きく異なります。したがって、まずその外壁材を選ぷ目的が明らかでなければなりません。外観は施主の思いが先行し、施工性は家の形状、工期や価格に関わります。また外壁材の価格は耐久性に大きく関わってきます。モルタルや土壁なども情緒性のある優れた外壁材のひとつです。
質問1 サイディングの厚さが厚い場合、外部からの衝撃に強くなるでしょう。倒えば薄いサイディングでは野球のボールが当たって穴があく場合があります。サイディングを厚くするのは、衛撃の応力を大きくするより、波打ち現象(サイディングの乾燥変形で下地と下地の間で凹凸がでる)を防ぐ事を目的としておりま。サイディングの中に中空層を設けて厚さを厚くしたものも在ります。
質問2
厚さの厚いものに「金具」止めの物が多くありますが、金具はサイディングの内倒に隠れるような構造となっており、風雨にさらされ難くなります。一方、「釘」止めは脳天打ちともいいますが、サイディングの表面から釘で打ち付けます。当然、その釘頭は表面に露出する事になります。「金具」止めサイディングは・高級品に多く、質量感もあり耐久性も高くなり、高価格となります。「釘」止めには普及品が多く価格も安いのですが、耐久性も劣り、短期間での手入れが必要となります。
金具止めや釘止めの方法が原因で、直接家に影響を与えるものではありません。しかし風雨にさらされる外壁は、うっかりすると漏水や紫外線によって劣化し、結果として家に大きな影響を与える場合もあります。高価格でも金具止めのサイディングの方が結果として施主の利益に繋がるのではないかと思います。
カラー鋼板やアルミ、ステンレス製の金属サイディングもあり、このほとんどは、釘が隠れるタイプです。メンテナンスが簡単で軽く施工性も高く、低価格のものから高級品まで幅広くあります。