2010.07.30
「みずみち」がある土地に家は建てられる? 2009.07.30掲載分
質問者/匿名さん
家を建てようと土地を探しています。実家のすぐ近所に70坪の売地があり検討しているのですが、近所の人が言うには「みずみち」がある土地だから良くない、とのことです。確かに土地は隣接する道路から3メートルほど下がっており、道路の反対側は昔は池でした(現在は公園)。しかし、「みずみち」とは地下の水の通り道のことで地上からわからないと思います。
もし、「みずみち」があったとして家を建てるのには問題はないですか? また、調査するにはどんな方法があるのですか? よろしくお願いします。
敷地の地中に水脈(みずみち)が存在することは決して珍しいことでありません。しかし、地下水面位といって、その水脈が下方に流れ出ないで敷地内に停滞し、30センチほどの穴を掘った場合でも穴の底の部分に水が溜まるようなら問題です。そのような場合は、暗渠や排水パイプを埋設して敷地内から停滞水を除去できる対処を行う必要があります。その場合、暗渠や排水パイプの排水先の側溝がその排水パイプより低い部分にあることがポイントです。
水脈の有無を調査するには「超音波探査方式」という地盤調査方法があり、水脈の位置、地耐力、地層平行度、地盤波長などが調査できます。10万円くらいで、その敷地に家を建てる場合の基礎仕様書や地盤補強仕様も付いており、数万円の保険金を払うとその仕様に基づいて工事を行い、問題が生じた場合は5000万円までの保証金が出る制度も付いています。