2022.02.04
ベランダから入ってくる臭いについて(気圧との関係)
質問者/ホワイト
マンション住まいですが、窓を開ける季節になってからというもの、ベランダを通して、近隣からさまざまな臭い(タバコの臭い、換気扇からの揚げ物の臭い)がダイレクトに入ってくることに悩んでいます。
臭いが入ってきたと思ってすぐに窓を閉めても、ものすごい早さで室内に入り込んでいて、ベランダに出て臭いの方向を確認しようとしても、すでにベランダ(外)に臭いはなく(またはかなり薄れており)、しかし、室内には強烈な不快な臭いがいつまでも充満しています。
空気清浄機や消臭スプレーで対応してもらちがあかず、
ネットなどでいろいろ調べていたところ、自分の家の状態と気圧の関係で思い当たることが多々あり、もしかしたら、我が家だけに臭いがすべて入り込むように感じるのは、正圧負圧が関係しているのではないかと思いました。
現在は、給気は自然、排気は機械(キッチン、洗面、トイレなど)の、第3種換気です。それだけでも室内は負圧になるため、空気が入ってきやすいと思うのですが、
エアコンが苦手で、夏でもエアコンをつけず窓を開けていることが多く、近隣はエアコンの室外機が頻繁に作動していることも考えると、空気の流れが、より室温の高い我が家へと、流れ込む形になっているのではないかと思いました。
このような場合、第1種換気方式を取り入れることで、室内の負圧が改善され、嫌な臭いが我が家に流れ込むかのようにダイレクトに入ってくるのを防ぐことはできるものなのでしょうか?
また、マンションの、我が家とその縦一列の部屋だけ、
ベランダにある換気扇の排気のカバー(?)の種類が、他の部屋とはなぜか異なり、かなり大きいことも何かの要因になっているかというのも気になります。
無知なため、説明がわかりにくくて申し訳ありません。
とにかく、強烈に入り込む様々な臭いをどうにかしたくて、ご相談致しました。
無い頭で考えた結果、換気システムしか浮かばず、
それも効果があるのか分からずじまいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
多くの換気トラブルに関わってきましたが、本件は換気の負正圧や換気カバーが関わっているように思いません。
また冷房機をつけないために室温が高い場合、空気の流動特性からむしろ臭気が入り難くなります。
文章によるとマンション住民の殆んどが第三種換気を行っているように思われます。この熱気と臭気をどんどん外部に放出しており要因は、窓を開け放している質問者のお宅に入って来ている事のように思います。
エアコンと第一種換気扇を取り付けて窓を閉め切るのが一番の解決法と思われます。
エアコンが苦手と云う事ですがエアコンは、冷風を天井に向けて吹き出します。ポイントはエアコンの電源を切らないと云う事です。
尚、エアコンのこのような自動稼働は、エネルギー消費効率(APF)をアップさせて、電気代にも大きく影響を与えません。
高い室温で床、壁、天井の温度が上がっている時は、エアコンが懸命に冷風を噴き出します。この時の冷風が肌を刺すような嫌な冷風が出ます。
ところが天井に向けて連続稼働させると、しだいに天井面、壁面、床面の温度が均一化されると冷風が弱まります。そして冷風は自動停止しますが、その後、天井にから輻射冷熱が降りてきてとてもマイルドな冷房空間となります。
昨今エアコンは殆んどがそのような稼働特性を持っています。
第一種換気扇の全熱式熱交換換気扇は、機内エレメントで、ある程度の外部から来た臭気をUターンさせる効能があります。
これらの事を参考にして対処してください。