工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
今年4月に新築マンションに入居しました。6月に入り湿度の上昇すると、朝敷いていた布団を上げると、布団の下の畳が湿るようになりなした。布団も触ると湿っていました。その後その和室の畳に青カビが発生しました。新築の1階とゆう事もあり、換気には気を使っていました。妻は専業主婦なので、ほぼ家にいます。畳をあげた所、コンクリにじかに敷かれていました。畳はスタイロ畳というもので、3センチほどの厚さです。一応梱包材のようなシートが敷いてあり、施工主が言うには防湿シートだそうです。
それがあってもカビ、結露が出ているので効果があるとはとても思えません。確かに2・3年コンクリートが乾くまで、気をつけなければならないのは解りますが、その後にもこの状態が続くのか心配です。そもそも、こんなにコンクリがせまっているものなのでしょうか?壁際に家具等が置けない部屋なんて部屋として使えないようなものだと思います。ちなみに和室はリビング続きのテラスに面しています。
本件の問題にはいくつかの要因が考えられます。
一階という事ですが、マンション一階の床面高さと外部地盤面(GL)との高さが充分に確保されているでしょうか。
地盤面の地下水面位によっては、コンクリートの湿気がいつまでも切れない場合があります。この場合は、敷地に暗渠やピット穴を設けて地下水面位を下げる必要があります。
次に4月竣工のマンションと言う事ですが、工事水と言って工事中に含浸したコンクリートの水分も含め、かなりの水分量になっております。
この状態で湿気を透過させないスタイロ畳は、湿気を畳下に閉じ込めて逆効果となります。
対策としては、畳を上げて、シリカゲルやゼオライトなどの乾燥剤などを散布するなどして湿気を吸収する方法があります。
また畳を上げたまま除湿機を稼働させる事も有効です。
この時期に換気量を多くしても、外部の湿気が多くなっており、湿気を呼び込む事になる場合があります。
確かにこのような事象が起きる建築物を販売する事は、芳しい事ではありません。しかし、残念ながら現在の住宅業界は、見た目や機能性を重視しても、このような、湿気面や温熱環境面には総じて意識が向いていないのが現状です。
本件においては、業者さんとも充分に協議しながら、上記のような対策を講じるべきでしょう。