工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
2010.10.29
雨漏りの修繕
質問者/横浜市・Nさん(自営業・39歳・男)
雨漏りが新築から発生し、サッシからの雨漏りだと判明しました。その修繕工事をコーキングで中断していますが、このままで大丈夫なのでしょうか? 建築前にサッシのつくり方の説明をうけ、コーキングは時が経つにつれて劣化して切れるという説明を、その住宅メーカーから受けました。が、この有様です。どのように交渉すればよいのでしょう。サッシメーカーに相談しましたが、メール返信でサッシの構造図面をみてくださいと素人に言う始末…。住宅メーカーに何回か交渉してますが、そのたびに放置されてしまいます。
新築住宅には、雨漏りと構造体に、竣工までの期間に瑕疵(不具合など)があった場合、竣工から10年間にわたり、施工者、販売者が責任を取ることを義務化する「瑕疵担保履行法」という法律があります。本件はまさしくこの法律の対象になるものと思われます。
このような場合は、あくまでも家を供給したハウスメーカー、あるいは工務店に対応を求めます。サッシの場合、屋根の場合、防水シールの場合など要因はさまざまでしょう。しかし、その個別の要因を含め、ハウスメーカーや工務店は、その責任を取ることになり、サッシ業者、防水業者、屋根業者と一緒になって要因追求を行い、対応することになります。
本件では、販売者の住宅メーカーに対して、この「瑕疵担保履行法」という法律があることを前提に交渉すべきでしょう。建主さんには法律が味方しています。