高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2022.05.25

外部タイル土間部分の目地に白華現象・割れ

質問者/さとうきび

新築工事の際に施工してもらった広さ10?弱(おおよそ1mx10m)のタイル土間の目地で、白華現象や割れが生じています。
施工は一年半前ですが、年末までは白華・割れともになく、この年明けぐらいから発生し始め、今では、目地全体のおおよそ半分に白華や割れが見られます。
割れは、タイルと目地との間にスキマがあったり、目地そのものが割れていたり、長いものでは7〜8mほど連なっている所もあります。
美観を損ねている白華は、タワシで擦ればある程度取れますが数日後にはまた発生してキリがありません。

お聞きしたいのは、
・どういった処置をすれば、白華の発生を出来るだけ抑えることができるのでしょうか。
目地に浸透性防水剤を塗布する、とどこかで見たことがありますがこれは有効な処置なのでしょうか。
・何もしなくとも、いずれは発生しなくなるのでしょうか。
・冬の夜間に稀に氷点下になることがあります。割れやスキマから入った水が凍結すると、より被害が大きくなるのでしょうか。
・施工後一年半程度で多くの目地にスキマや割れが生じるものでしょうか。このスキマや割れ、多くの箇所で白華が発生していること、これらに対して、施工側に何らかの補修を要求できるものでしょうか。

以上、アドバイスをよろしくお願い致します。
白華現象とはエフロレッセンスとも云いますが、コンクリート内部(表層部)に侵入した水分が、蒸発する際に石灰分などの可溶成分とともに表面に染み出し固まる一次白華、もしくは空気中のCO2と反応して固まる二次白華の事とされています。

成分は、炭酸カルシウムなどであり、環境上の問題も強度的な問題も生じることはありません。
本件のような外見上の対策としては、塩酸を含むトイレ用洗剤などで落とすことが出来ます。 
外壁などのように大規模な箇所で環境に配慮が必要な場合は、クエン酸を主成分とした洗浄剤が市販されていますので対応してください。