工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
夫婦2人で生活しておりますが、今年の春先から2人で体全身のかゆみに悩んでます。初めは一時的なものと思っておりましたが、半年ほどもひどいかゆみが続き、近くの病院で見てもらった所、アレルギー反応が出ていると言う事で、現在薬を飲みながら生活しております。また、最近は咳こむことも多いです。
家が原因とも限らないのですが、少し気になる点ががあります。木造2階建、オール電化、外断熱工法、基礎断熱ですが、半日ほど家を空け帰ると玄関先でカビ臭いと感じることが有ります。風呂、トイレは、何時もカビ臭いです(壁や天井の排気フィルターには白いカビのような粉が付着し毎月掃除機で吸い取ります)。冬場、窓に湿気が付きます。
かび臭い原因は床下です。脱衣所から床下を空けると非常にカビ臭いです。基礎断熱なので基礎に換気の穴は必要ないようなので基礎に換気口は有りません。床下に充満したカビが部屋中を通り、壁や天井の排気口から出ているような気がします。
しかし床下が、なぜこれほどカビ臭いのかよく分かりません?24H換気システムを停止すればいいような気もしますし?もしかしたらこれが普通なのでしょうか?
基礎断熱、外断熱、オール電化となれば、室内でカビの発生する要因が極めて小さな、かなり確立した家であると思われます。床下換気口の無い床下のカビを換気扇で住居内に引き込む事は物理的に考え難いのですが、幾つかの問題が潜在していると思われます。
先ず床下の地盤面の高さが、外部地盤面より低くなっていれば床下の湿気が多くなり、その湿気が基礎断熱で床下と居住空間が遮蔽されていないため、家屋全体に行き渡る場合があります。この場合は、砂などを敷いて床下地盤面を外部地盤面より高くし、その上にポリフィルムを重ね幅を大きくして敷き込み、湿気の上昇を防ぎます。
土間コンクリートなどで外部より高い床下面であっても、湿気を地盤より吸い上げている場合がありますので、その場合もポリフィルムを敷いて防ぐ必要があります。
湿気は建材などをかなり自由に透過して移動します。この湿気が、露点温度以下となった低温部分に凝縮される現象が結露です。本件の場合、外断熱と言ってもその施工精度によっては、外壁などに断熱、気密層の断点が生じて低温部分の含水量が増加してカビの胞子が発生している事も考えられます。
解決法としては、湿気を放散させないようにする事と、低温部分を作らない事です。床下面の点検と気密、断熱の断点有無を確認すべきでしょう。24時間換気を止める必要はありません。