高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2011.03.17

床下の断熱材の施工方法

質問者/大阪府・Kさん・男

はじめまして、新築で木造住宅を購入して2年目の冬が来ました。
昨日、何気なく床下がどうなっているのか気になり覗いてみたところ、断熱材(スタイロ30ミリ)が何枚か外れて土間コンに落ちていました。潜って確認したところ、大引きの下に細長い板を釘で大雑把に打ちつけて、その上に断熱材を置いているだけなので、手で動かしただけで落ちてしまいました。大引き、合板25ミリ、フローリングとなっていますが、断熱材と合板の隙間が7~8センチほどありましたので、自分で、断熱材を受けている板にサイコロに切ったスタイロを切って断熱材を上に持ち上げ、合板にピッタリとくっつくようにしたのですが、間違いないでしょうか?合板と断熱材の隙間は、空けておいたほうが良かったのでしょうか?どうぞよろしくお願いします。
何とも情けない施工状態ですが、北国以外の家づくりに見られる光景です。質問が施工工務店への要求項目ではないので、質問にのみ回答いたします。
樹脂断熱材をフローリングを受けている合板にピッタリと密着させて施工してください。大引き(根太)との突き合わせ部分も隙間が出来たら細く切った断熱材を埋め込み、断点なく施工します。間隔をあければ、その部分に空気対流が発生して断熱効果が得られなくなります。
ちなみに、現在の施工状況のままではほとんど断熱材の役目を果たしておりません。大引きの間隔より多少大きめに切って、押し込む方法もありますが、半円形の隙間が出来て好ましくありません。接着剤を用いますと経年劣化で外れますので、大引きに持たすような桟木を打って取り付けます。手間がかかるのですが、効果は断然異なってまいります。家の中が暖かくなり、暖房費用の軽減になるでしょう。