契約・法規のトラブル
業者側のミスで発生した補修工事費用など
2011.04.06
中古戸建購入後、家の傾きが見つかりました。
質問者/ぴこさん
先日の地震で家の傾きが気になり、傾き修理業者に傾きを調査していただいたら、南側に比べ、北側が4センチ〜5.5センチ下がっていることが判明。この5センチは、住み続けて安心できる数値なのでしょうか?どちらにしても、傾きがあれば購入しなかったと思います。
業者からの修理見積は400万近い金額がかかるということで、びっくりしています。 どうしたらいいのでしょうか?
条件>
1.築30年の中古物件。建築会社が売り主。大手ハウスメーカーが仲介。
2.10年の瑕疵担保保証がついた契約。
3.購入時、窓のカギの開閉がしづらい箇所あることは認識済み。
4.購入後3年目になりました。
5.北側は4メートル弱の擁壁あり。亀裂など異常は見られません。
6.1階の建坪は25坪位。木造パネル工法の、2階建て。
家ごと傾きを直しすとなると記載金額の工事費はかかってしまうでしょう。
家が南北で5センチ程度の傾斜がこのまま進行しなければ、対応の仕方は幾通りか存在します。
一年に一度程度、レベル測定をされて傾きが進行するようなら地盤補強と、構造改修が必要となるでしょう。
今回の地震が要因だったのか、それとも購入時に建具の建付け不具合などがあり、既に不同沈下が進んでいたかどうかも不明です。
瑕疵担保保証は、構造体の欠陥と雨漏り事象だけであり、不同沈下や地震での事故保証対象にはならない場合が殆んどです。
定期的にレベル測定を行って傾きが進行しないようであれば建付け補修や生活に不便をきたす部分だけを対処修繕する方法が得策かと思われます。
多額の工事費が伴う修繕は、傾きが進行する事が確認できてから実施すべきと思われます。