構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2022.08.31
家の壁からビシッという音が20年以上出ています。
質問者/れいそるおじさん
既にたくさんの相談が出ており、木材が乾燥しヒビが入る際の音であると承知しておりますが、私の家では築23年になりますがいまだに出ます。新築当初は現在より頻繁に出ていましたが、その後やや収まるようになったと感じていたところ、最近頻度が増えてきたように感じます。以前は複数個所からでていましたが、最近では同じ個所から出ているように感じられます。
築後23年たってもまだ木材の乾燥はあるものでしょうか。別の原因があるのか気になっております。
考えられる原因と対処方法をお教えください。
家の構造は木造軸組み在来工法、壁は石膏ボードクロス張り仕上げです。
築23年の家において異常音は、木材収縮クラック音でないと思われます。
収縮音は、長くとも数年で完全に収まるとされております。
本件のような異常音の多くは、設備関連の吊り金物、吊りバンドなどが要因となっている場合が殆んどのようです。
季節によっても頻度が異なるのですが、給湯配管や冷暖房の配管固定バンドが、中のお湯や冷暖気温の影響で僅かに移動して発する音があります。
本件もおそらくこのような要因である可能性が強いようです。
この音が要因で特別な弊害をもたらす事はないと思われます。
しかし、音のストレスに耐えられない場合は、その部分を見つけ出して、パッキングなどの対処を施す事になります。