高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

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2011.04.13

マンション3階の電気温水器のダメージと設置方法について

質問者/つ

築2年のマンション3階に住んでおります。東日本大地震により、電気温水器がダメージを負い、水漏れしています。見るとドレンが排水溝に届いておらず、排水溝から上部5cm程度の長さしかありません。また、メーカーのHPにはアンカーボルト固定をすることとありますが、前脚しかアンカーボルト固定されておらず、後脚はふらふらです。メーカーは使用して問題は無いとの見解ですが、このまま使用して本当に問題が無いのでしょうか?小さなビスが落ちており、よくみると上部振れ止め金具の本体固定用のビスでした。
今も上階の排水管からぽたぽた水が落ちており、壁紙にうっすら茶色い糸状の水平方向にシミができました。喫煙者はおらず、タバコのシミである可能性は100%ありません。(上階の4階で温水器が倒れています)
また、設置方法に問題はなかったのでしょうか?
電気温水器は全てのアンカーボールトを完全に固定しておく必要があります。後ろのアンカーも早急に留め込む必要があります。

本件質問の水漏れ事象が、温水器によるものかどうかは情報が少な過ぎてこの文章や写真から判断する事は出来ません。
温水器は、転倒でもしなければ本体から水漏れを起こす事などは殆んどありません。

今回の震災では、温水器だけでなく浴室、厨房、トイレなどの排水管、給水管、給湯管などが相当のダメージを受けています。
排水管が添付図面のように震災で弛んだのか、あるいは取り付けに不具合があったかも検証すべきです。

今回の震災では本件のような報告が多くあります。
調査を行うと機器本体からより、周辺配管の損傷から漏れ出す事象が多いようです。
その要因によっては、対応を依頼する業者が異なります。
本件は、マンション管理会社やマンション販売業者などに依頼して水漏れ要因の特定が先決となります。

また水平状のシミについては水漏れだけでなく、壁の含水量増加(温度さで出る露点温度による)による、カビの場合も考慮するべきでしょう。