工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
今年11月で10年が経つ木造3階建て住宅です。
3Fのバルコニーの床がかなりへこんだので、住宅メーカーを呼びました。
担当は、「雨漏りではなく理由がわからない。雨漏りなら保障内だが、雨漏りか調べるためには、雨漏りでなくとも修理依頼をしてもらわないとできない」と言われました。
とりあえず、見積りを依頼し、他社にも来てもらいましたが、他社の営業さんは「雨漏りでしょう。保障内だと思うから交渉した方がいい」という事でした。他社の営業さんと図面を見ている時にベランダの施工が「新FRP」となっていたのですが、保証書の名称と違い、塗料メーカーに確認した所、「新FRP」ではないという回答でした。
図面と変える事は施工途中に何も聞かされていない記憶があり、不信感だけがつのっています。
今までも何度かこの住宅メーカーには嫌な思いをさせられているので、出来れば他社で修理を行い、保障だけ住宅メーカーにさせるようにしたいのですが、無理でしょうか。
のらりくらりしているメーカーなので、どうすれば、何を言えばテキパキと処理してくれるようになるでしょうか。
平成12年から瑕疵担保責任と云う法律が施行されております。
雨漏り事象に関しては、その設計や施工時に瑕疵(不具合など)があった場合、10年間にわたり関わった設計施工者に責任を科す法律です。
本件も10年で期間的には対象となりますが、設計施工時(竣工前)の瑕疵かどうかが論点となります。
つまり、出来た家での経年変化や自然災害、人為的影響などが要因での雨漏りは、瑕疵担保責任の対象外となります。
FRPからウレタンに変更した事が雨漏り事象の要因なのかも重要です。
仮に全てが瑕疵担保責任の対象だとしても、基本的には事象に対応する事が法的義務をはたしているとみなされる場合があります。
他の業者に施工をさせて賠償金だけを要求する事は、多くの要件が備わって出来る場合にのみ適用され、本件に関してはかなり難しい気がします。
いずれにしてもハウスメーカーは、出来るだけ上手に責任を交わそうとしてくるのものです。
そのような会社と交渉する事の憂鬱さは理解できますが、ハウスメーカーの一番いやがる事は、悪評が広がる事です。
この案件については、粘り強い根気で交渉する事と、多少の負担をしても安心できできる状況にする覚悟が必要と思われます。