高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2022.12.19

ベタ基礎のヒビについて

質問者/ギデオン

築3年の木造住宅です。
ベタ基礎のベタ(平面)部分に長いヒビが発生。ヒビの幅は0.2mm〜広い部分で0.5mmあります。住宅会社の人は0.3mm以内であれば心配ないと言っていたのですが、計測後に0.5mmあった事には明確な説明をせず、修繕しますと言って帰りました。ヒビの深さは何も説明されません。
乾燥により引っ張られて発生したものだとのことですが、建物の中心部にかなり長くつながったもの(数m)で、インターネットで調べてみても同様のヒビについての記述が見当たりません。構造には問題ないのでしょうか。
建設会社は修繕後、1年後に新たな発生がないかチェックしますと言ってますが、表面のヒビを埋めるだけで大丈夫でしょうか。

土間コンクリートの場合は、本件のような収縮クラックが発生する事が珍しくありません。
コンクリートの表面収縮は、面積が広くなる発生し易くなります。
しかしながら殆んどが強度的に支障をきたすものではありません。

構造クラックと言って建築物にモーメント力が起きて出来た亀裂かどうかを確かめるために、一年後の再チェックとなったものと思われます。
べた基礎の主要構造物になるため、亀裂などの事象は、瑕疵担保責任(法的に施工者の責任が義務化されている)の対象となる場合があり、施工者側も注意を払っていると思われます。

また写真がないので断定出来ませんが、表面を埋める事もあまり意味はありません。
表面の収縮クラックであれば、放置しておいて構わないと思慮されます。