高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2023.08.24

堀に関する権利など

質問者/ワイワイさん

家を建築中で完成間近です。
土地は3区画に分けられた一角を購入しました。
一番最初に買ったため、造成の際に境界のブロック堀を、
こちらから要請したわけでないのに、他の家の敷地内に
不動産屋(の建築部門)さんが建ててくれました。
土地に段差があり、うちが他の家より1メートルくらい高いので、
堀は土止めの役割もあり、堀の基礎が他の家の地中にあるとのこと
です。
今週、その不動産屋から『隣の土地を検討している人が、車の出し
入れが不便なので、一部堀をなくしたい。また、敷地いっぱいに建築
するのに、基礎がじゃまなので、一部つくり直したい。』と言ってきました。
もともと、堀の全てが他の家の敷地にあることで問題はないかと心配して
いたのを、不動産屋が大丈夫といってもらったので、その旨伝えたところ、
『堀は相手の土地にあるから』と言い渡されました。

今後のリスクとして、下手に基礎をされると、うちの土台自体に
影響も考えられ、対応を検討したいのですが、専門的な知識が
ないので、投稿しました。
アドバイスいただけると助かります。
隣地境界線上の約束事は、敷地所有者どうしの紳士協定的な要素を多く含んでいるといえます。
本件は、不動産業さんが介在しているようですが、当事者双方の了解を得ながら(若しくは了解を取り付ける)進行させるのが前提となります。

本件質問で「堀」と云う文言は側溝(排水溝)の事を思います。
車の出し入れを便利にするため、この堀を無くしたいとのことですが、側溝をそのまま埋めることは在り得ません。
暗渠のような地下排水を行う構造を予定しているのだと思われます。
現在の側溝が地下排水溝となるには、こちら側の排水もそこに取水される構造が前提となります。
またこちら側の建築物に対する影響があった場合の責任の在り方も含め、関係当事者とのしっかりとした確認を行うべきでしょう。

ブロック塀上のフェンス代金の支払いは、境界線上の工作物に対する意見を言うことが出来るため、前向きに捉えるのが賢明と思われます。