高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2023.01.31

雨漏り

質問者/mori

平成9年築の中古戸建住宅を今年の3月に購入し2ヵ月後にはベランダのサッシから上から雨漏りがし始めました。瑕疵担保責任はなしでの購入でしたが下見の際にベランダの周りの壁のクロスがはがされ修理跡があり、仲介の不動産業者からベランダの所から雨漏りがしていましたので何ヶ月か前にその不動産業者が直したので雨漏りがしないといわれクロスは新しいのを入居前に張りますとの事で安心して購入したのですが前文であります様に雨漏りが始まりました。
雨漏り後不動産会社に連絡後こちらで直しますとの事で5月ぐらいから仲介の不動産業者が8月まで4回コーキングなどで修理しておりますが一向になおらずまだ新しい白カーテンなどは茶色水玉模様になりますし今度どうなるのか心配です。
アドバイスお願いいたします。

私達、家づくりに携わる者として本件のようなサッシなどの開口部からの漏水は最も扱いの難しい案件です。
質問文章では家の形状や現況を把握できませんが、サッシ付近の雨漏りであれば、先ずはその付近のシーリングなどを行うのは常道です。
それでも雨漏りが止まらないのは、開口部以外の場所がその要因であると思考されます。

外壁継ぎ目、上部のサッシ周り、通気層の納めなど、私の経験では、雨の漏っているサッシ周りから7mも離れた外壁入隅から桁を伝っての雨漏りもありました。

平成9年建築の物件では「瑕疵担保責任」の法律制定以前のものであり、販売者側には、法的な拘束力がありません。

何はともあれ購入した不動産会社が対応にあたられている事は、ポジティブに受け止めた方が良いと思われます。
しかしながら、単にサッシ周りのコーキングだけでは解決できない可能性が高いと思われます。
不動産業者を上手にその気にさせ、施工関係業者を手配して貰い、多少の費用を負担する事を覚悟で抜本的な対策を講ずるべきと思われます。