高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

その他の問題

虫や騒音、振動など、その他の問題

2023.02.15

室外機、給湯器の位置

質問者/のんちゃん

現在、建替中でお隣からの苦情の多さに困っています。
わが家は南、東側が6m道路に接しており北側は(境界線から)2m強離れて、西側は1m離れています。(西側のお宅は境界から50cmほど離れています)

西側のお宅から解体、上棟の際には足場が近すぎる、埃が多い、蟻が増えた等と苦情がありました。業者さんは丁寧な対応でシートを何重にもしたり、足場使用期間も量も最小限に抑える等努力して施工。解体、足場設置、上棟、それぞれ前の日には挨拶、説明してきました。

完成に近づき、室外機、給湯器が隣に向いて設置されているので激怒、変更するよう迫ってこられたとの連絡がありました。

お隣がキッチン、洗面、浴室の窓、換気扇が全て西側にあることからわが家は西側に全く窓を作りませんでした。
給湯器、室外機については・・・
北側斜線の関係で広く開いている北側には駐車場、洗面や浴室等の窓があり設置場所がとれず。
東側、南側は道路に接しており防犯や夏場高温になること等を考慮。
この結果窓がなく設置に困らない西側でお隣の窓がない場所に設置することにしました。

エコキュートやエコウィルは夜間の騒音が迷惑になると思いエコジョーズを選びました。室外機は9畳用の最新エアコンで使用は夏場の夕方3時間ほどです。

色々なことを考えての施工であること、状況から考えても多大な迷惑がかかるとは思えないこと、今からの変更は無理であることを業者さんが説明してくださったそうですが施主ともう一度話し合って変更工事をしろと言われたそうです。

毎日現場を見に行き、ご挨拶もしていますが直接わが家に苦情を言われたことはありません。

わが家に落ち度があり室外機や給湯器の変更をしなければならないものでしょうか?
様々な事に配慮されて家づくりを行った事が伺えます。
本件のような問題は、ハード(物理的な課題)とソフト(精神的な課題)の二面の要素があります。
本件におけるハード的な事項においては、ここまで配慮しての設計や施工に瑕疵は無いように感じます。
つまり質問者には落ち度は見当たらないと云う事です。

後者のソフト面での課題が大きいように思われます。
隣人とは末長い付き合いになり、摩擦を起こさずに過ごしたいものですが、むしろ隣人だから在り得るトラブルも多いのです。
エアコンや給湯器に類する機器は隣人も使用しているはずです。

ソフト面では、隣に建った家の新しい外壁、新しい機材、新しい設備機器などに言い知れぬジェラシーを覚える人も少なくありません。
当事者には直接云わず、間接的に苦言を云う人の特徴でもあります。

本件の隣人が100%がそうだとは断言できませんが、「住んだ後にご迷惑を掛けるようならおっしゃってくださいね」とさりげなく声掛けをしてみてください。
意外とすんなりと収まる場合もあります。

また住んだ後にもしも物理的なストレス要因が発生した場合は、その事象によって様々な対応策が存在します。