設備や内装一般
暖房や電気湯水器、トイレの配管など
2000年5月に大成建設の高気密住宅を建てました。高気密住宅に省エネのマルチシ ステムエアコンを勧められ、ナチュラル製の3部屋システムエアコンを設置しましたが、今年8月に故障し、省エネのことも考えて買い替えを他のメーカに見積もりを出したところ、配管が特殊なためそのままの状態では取り付かないといわれました。
大成建設に問い合わせたところ1997年から導入し2005年頃まで採用していたがナショナルが同タイプのエアコンの製造をやめたので、エアコンを買い替える場合は配管のやり直しが必要になり、その費用は私が負担しなければならないと言われました。一般的なマルチエアコンは各部屋からの配管が室外機迄繋がりますが、この時期にナショナルがハウスメーカー(大成建設以外にも有り)に供給したシステムエアコンの一部は室外機から一本の配管で分配器迄持って行き、そこから各部屋迄配管するナショナルのオリジナルな製品だったそうです。
しかし導入するハウスメーカーも少なく、採算にあわないので10年も待たず製造中止になったと思われます。
当然このマルチエアコンを設置しているオーナーに対して事前に説明があって当然だと思われますが、故障して色々調べた結果、漸く1ッカ月以上経過した今日説明が大成建設及びナショナルからありました。
当然、建築時分配器の費用も負担していますし、特殊な配管をしているとの説明も受けていません。工事は分配器のを取り外し、3本の配管を室外機までするのだそうです。費用は20万から30万円かかるようです。
当然、室外機迄の配管工事費用は、大成建設もしくはナショナルで負担すべきと思いますが如何でしょうか。
因みに故障していたエアコンは仕方ないので修理しました。
又、一部の情報では配管工事はクレームを入れた人だけメーカーで対処しているようです。
千葉市在住
このマルチエアコンとは、一機の室外機から数ヶ所もの室内機に分配器を介して冷媒配管を行うシステムです。
したがって家の躯体に組み込むタイプとなり、故障などが発生した場合は、住宅メーカーがコアとなり、エアコンメーカーや設備関連の取り付け業者などが連携して対応する事になります。
このようなチームワークは、ビルなどのメンテナンスで通常的に行われています。
エアコンメーカーは、当該メーカーに限らず、常に時代ニーズに見合ったヒット商品開発を行っております。
当方も、このマルチエアコンや関連メーカーの基調システムエアコンなどを多く採用した経験があります。
課題としては数台の室内機のうち、たった一台しか稼働していなくとも、大きな室外機が稼働します。使用環境によってはとても不経済となります。
また、ビルなどの大型建築物と異なり住宅空調は、ライフスタイルや機器の使用法などで微調整やメンテナンス頻度が多く、結果としてシンプルなエアコンが最も有効と云う結果となっています。
本件における対応法ですが、機器メーカーの無償保証の期間は極めて短く、13年目に入る機器部品を無料対応を求めるにはかなり難しいと思われます。
先ずは、ハウスメーカーと対応策を相談するのが順序です。
場合によっては、最新のエコで省エネの単独エアコンとの取り換えも含め、ハウスメーカーが機器メーカーと価格交渉をしてくれるはずです。
築13年で新品のエコエアコンと、安価にして取り換えを行うには、ハウスメーカーを上手にモチベートさせた方が賢明と思われます。