家の外回りについて
外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど
2023.04.26
屋根瓦の補修について
質問者/三重県四日市・OTさん(主 婦・40歳・女)
屋根瓦の補修についてお聞きしたいのです。
わが家は、築10年になります。昨年、お隣さんも修理をさせてもらった者ですが、と業者の方が見え、このままでは瓦が浮いているので、台風時、瓦が飛ぶ可能性があると言われ修理をお願いしました。すると、半年ぐらいたった頃から瓦の下に詰めたしっくいが流れ、瓦の表面に白い流れた跡がついています。外観的にも とても汚いです。
先日、違う業者の方が見え、洋瓦には洋瓦用のしっくいがあって、それを使わないといけないと言われました。お隣さんは和瓦だからそれでいいけど、と言われ、とてもショックを受けています。せっかくお金をかけているのに…。
このままにしておいてもひどくならないか、とても心配です。施工業者にいまさら言ってもダメでしょうか? もっと早くこんなサイトがあるなんて知っていれば、と悔やんでいます。ご意見を聞かせていただければ幸いです。
瓦の敷設施工には、昔ながらの「しっくい」を主体にするものがあります。本件は、この「しっくい」仕様を使ったものと思われます。しっくい仕様はしっくいに石灰など、粘着作用のともなう素材配合を行いますが、その配合の不具合で、本件のように流れ出る場合がまれに起きることがあります。もちろん、このまま放置していては問題が大きくなる恐れがあります。施工ミスですから、業者さんにしっかりとした補修を要請すべきでしょう。
現在はこの「しっくい」仕様より、白セメントと言われる素材が多く使用されています。この素材は流れ出すことがなく、洋瓦に多くに使用されています。
和風瓦を敷設する場合は、瓦の下に土を敷きこむ場合があり、その土の種類や乾燥度合いによって「しっくい」仕様でなければならない場合があります。しかし、本件のように流れ出すような施工は明らかに配合ミスであると思います。