工事ミス・トラブル
床下浸水やアルミサッシの歪みなど
擁壁の水抜き穴は、なぜ必要ですか。水抜きは、そもそも必要なのでしょうか。水抜き穴から砂が流出してしまうことにならないでしょうか。水抜き穴がないと何か不都合があるのでしょうか。
コンクリート擁壁の場合は必ず水抜きパイプの設置が必要です。擁壁内に水が溜まると擁壁内の敷地がドロドロ状態となります。当然ながら擁壁周辺の地盤も緩んで、土圧に耐えられなくなり崩壊することも考えられます。擁壁に水抜きパイプを取り付ける際には砂が流れ出さないように、パイプ周辺に細かい砂利を敷き込むようにするのは本来の施工方法です。
コンクリート擁壁のほかにテトラ方式(組み合わせ式)のブロック擁壁があります。これはテトラ状にブロックを積み重ねるためにブロックの隙間から水が自然に抜け出して、ドロドロ状態を防ぐようになっております。しかし、費用面などから水抜きパイプを取り付けたコンクリート擁壁が一般的です。