構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2023.12.14
屋根裏の最悪条件は?
質問者/福岡県北九州市・マムさん(会社員・34歳・男)
床下は温度や湿度が上がり、シロアリの発生等の問題があると思いますが、屋根裏はどうなのでしょうか? 屋根裏に換気扇は必要でしょうか? 屋根裏の温度は70℃になることがあるらしいですが、そのときの湿度はどのくらいなのでしょうか? 屋根裏での最悪条件(温度、湿度)はどれくらいか教えてください(できれば根拠も)。よろしくお願いします。
床下は通常、気温が上昇することはありませんが、常に乾燥状態を確保することが重要です。小屋裏は通常では構造上、自然換気がなされているようにつくられているはずです。しかし、屋根の形状などで自然換気の不足が予想される場合には、強制的な機械換気を必要とする場合があります。換気量が少ない場合、九州などの温暖地では、小屋裏温度が70~80度まで上昇する事ことが珍しくありません。しかし、高温になれば自然に湿度が下がり(50%以下)ますので、床下と同様の心配をすることはないと思われます。
しかし、この小屋裏が高温状態ですと、エアコンの稼動効率が下がったり、窓を開けてもなかなか室内の温度が下がらない場合がありますので、天井裏の断熱材を厚くしたり、小屋裏換気を行って対策をこうずるべきです。