構造・建材について
断熱性や防音性、構造の強さなど
2023.12.22
土地の表層改良について
質問者/名古屋市・うさぎ さん(会社員・38歳・男)
土地(面積184平米)を購入し、スウェーデン式サウンディングで調査をしました。結果は、全体的に地表面から0.75メートルまではN値3から5の層があり、その下は0.75から1.5メートルまでN値8以上の層、1.5から3.75メートルまでN値3から5くらいの層、3.75から4.25メートルまでN値8以上の層、4.25から7メートルまでN値5から8くらいの層、7から8メートルまでN値8以上の層でした。土質は粘性土。この上に平均50センチの盛り土を考えており、2社の2×4ハウスメーカーに相談したところ、表層改良が必要と不必要の回答を得ましたが、実際にはどうなんでしょうか?(建物は2×4の2階建て1階部20坪程度。)
また、盛り土をする場合の土の種類はどのようなものが良いのでしょうか? さらに砕石でもよいのでしょうか?
結論から言って、地盤改良を行うべきでしょう。
本件の調査結果を総体的に地盤評価すれば、地耐力としては良い地盤といえるでしょう。
しかし、0.75メートル以下の部分に気にかかる地盤層があります。改良不要の判断は、この部分の地盤を意識した深い基礎の工事で、問題が生じないと判断したものと思われます。
しかし、建築後の諸条件で不同沈下が少しでも気がかりな場合は、地盤補強を行うべきです。地盤調査はSS方式の他に超音波探査方式があります。超音波探査方式は地盤平行度、地盤特性、地震波長などが調査でき、その調査に基づき、基礎仕様書が付きます。セットで9万円くらいで調査ができます。
地盤と基礎に万全の策で望むことが大切です。砕石は水切りもよく、盛り土に最適ですが、価格が非常に高くなります。切込み土砂といって、砕石と砂、土が混合されたものがよく使用されます。